ハッカソンを開催するとき、最初にぶつかる壁が「どのツールで運営するか」です。connpassでイベントページを作り、Googleフォームで参加者情報を集め、スプレッドシートでチームを編成し、SlackやDiscordで当日の連絡を回し、Google Driveで成果物を集めて、またGoogleフォームで審査する——気づけば5〜7個のツールを手動でつなぎ合わせている、というのが日本のハッカソン運営の実態です。
本記事では、ハッカソン主催者が実際に比較検討する6つのツール——Luma・connpass・TECH PLAY・Peatix・Doorkeeper・CraftStadium——を機能・料金・フェーズ別対応の3軸で徹底比較します。「結局どれを使えばいいの?」の答えを、用途別に整理しました。
目的別おすすめツール早見表
まず結論から。ハッカソンの運営で何を最も重視するかによって、選ぶべきツールは変わります。
- 募集〜チーム編成〜成果物収集〜審査結果公開〜分析の一元管理 → CraftStadium
- ハッカソンに関心のある参加者への直接リーチ → CraftStadium(登録スキル・興味に基づくおすすめ表示)
- エンジニアコミュニティ全体への広範な告知 → connpass
- デザイン性の高いイベントページ → Luma
- 法人向けの採用ブランディングと連動 → TECH PLAY
- 多様な決済手段での有料チケット販売 → Peatix
- 継続的なコミュニティ運営と会員管理 → Doorkeeper
CraftStadiumは、京都市・京都産業大学が主催した「KYOTO PLATEAU HACK 2025」(11大学から27名参加・満足度94%)、同志社大学の「DDASH Hacks 2025」(エントリー109名・参加98名・28チーム)、全国7拠点で同時開催された「GDGoC Japan Hackathon 2026」(331名・88チーム)など、自治体・大学・企業・学生コミュニティのハッカソンで運営基盤として使われています。
次のセクションから、各ツールの詳細と比較表を見ていきます。
13項目で比較する機能対応表
ハッカソン運営で必要になる13の機能を、6ツールで横並び比較しました。
| 機能 | Luma | connpass | TECH PLAY | Peatix | Doorkeeper | CraftStadium |
|---|---|---|---|---|---|---|
| イベントページ作成 | ◎ | △ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 参加者管理 | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ○ | ◎ |
| チケット販売・決済 | ◎ | △ | × | ◎ | ○ | × |
| メール配信 | ◎ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ○ |
| チェックイン | ◎ | ○ | × | ○ | ○ | × |
| チーム編成・マッチング | × | × | × | × | × | ◎ |
| 成果物収集(GitHub等) | × | △ | × | × | × | ○ |
| 審査・採点 | × | × | × | × | × | △ |
| 審査結果の管理・公開 | × | × | × | × | × | ◎ |
| 参加者スキル管理・分析 | △ | × | ○ | × | △ | ◎ |
| アナリティクス | ○ | △ | ○ | ○ | ○ | ◎ |
| コミュニティ機能 | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ◎ | △ |
| API連携 | ○ | △ | △ | × | ○ | △ |
注目ポイント:チーム編成・成果物収集・審査の3項目は、ハッカソン運営の核心部分でありながら、汎用ツール5つすべてが「非対応」です。この構造的なギャップが、主催者をスプレッドシートとGoogleフォームに頼らせている原因です。
評価の基準について補足します。CraftStadiumの「審査・採点」を△としているのは、審査基準の掲示と審査員の登録には対応している一方、審査員が点数を入力して自動集計する機能は搭載していないためです。審査そのものは対面やスプレッドシートで行い、確定した結果をCraftStadiumに登録して発表する流れになります。一方「審査結果の管理・公開」を◎としているのは、賞ごとの受賞チーム・成果物・審査員コメントを登録し、公開のタイミングを主催者側で切り替えて参加者向けの結果ページとして発表するところまで対応しているためです。また、CraftStadiumは参加費の決済とチェックインには対応していません。有料チケット制のハッカソンや、当日のQR受付が必須の場合は、その部分だけ他のツールを併用することになります。
6つのツール徹底レビュー
1. Luma — デザイン力で魅せる次世代イベントツール
サンフランシスコ発。美しいイベントページを数分で作成でき、日本でも2022年の日本語対応以降、スタートアップやVC界隈で急速に普及しました。日経新聞が「米国発イベント作成ツールLuma、日本で存在感」と取り上げるほどの注目度です。
Lumaの強み
- デザイン性が圧倒的。テンプレートを選ぶだけで、プロ品質のイベントページが完成する
- 無料プランの制約がほぼない。イベント数・参加者数ともに無制限
- Stripe連携で多様な決済に対応。有料チケットの販売もスムーズ
- 承認制の参加者管理に対応。スクリーニングが可能
Lumaの限界
- ハッカソン固有の機能は一切なし。チーム編成はDiscord、審査はスプレッドシートで代用することになる
- メールバウンス率が高いとアカウント停止のリスクがある(突然のサスペンド報告あり)
- 日本語のサポート体制が限定的。問い合わせは基本英語
向いている人:デザイン性の高いイベントページで幅広い層にリーチしたい主催者。ハッカソンの「募集」だけLumaで行い、運営は別ツールで補完するパターンが多い。
2. connpass — 日本のIT勉強会の事実上の標準
日本のIT勉強会の約70%が利用する圧倒的プラットフォーム。ProgateハッカソンやGDGoC Japan Hackathonなど、学生向け大型ハッカソンの多くがconnpassで募集を行っています。
connpassの強み
- 完全無料。有料チケットもPayPal手数料(約3.6%+40円)のみ
- エンジニアコミュニティへのリーチ力が圧倒的。技術者を集めるならここ
- 参加枠機能でエンジニア枠・デザイナー枠・メンター枠を分けて募集可能
connpassの限界
- 参加者のメールアドレスが非公開。個別連絡やフォローアップが困難
- PayPal限定の決済。クレジットカード直接決済やコンビニ払い不可
- 非公開イベントが作成不可。社内ハッカソンには使えない
- API有料化(2024年〜)。月額297,000円でハードルが高い
向いている人:エンジニアコミュニティへのリーチを最優先する主催者。ただし「connpassで募集して、その先の運営はどうする?」という問いには答えてくれない。
3. TECH PLAY — 法人の採用ブランディングと連動
パーソルイノベーションが運営するテック特化型イベントプラットフォーム。約27万人のデジタル人材が登録しており、500社以上の法人がエンジニア採用ブランディングに活用しています。connpassが「草の根コミュニティ」なら、TECH PLAYは「企業の技術広報チャネル」としての色が強いのが特徴です。
TECH PLAYの強み
- 法人向けの採用ブランディングサービス(TECH PLAY Branding)。イベント開催と採用を直結させられる
- 約27万人のデジタル人材が登録。connpassとは層が異なり、中堅〜シニアのエンジニアが多い印象
- イベント告知は無料。グループ作成も無料で、継続的な情報発信が可能
- 興味タグベースのレコメンドで、ターゲット層に情報が届きやすい
TECH PLAYの限界
- チケット販売・決済機能がない。有料ハッカソンでは別途決済手段が必要
- ハッカソン固有の機能は皆無。connpassと同様、募集の先は手動運用
- 法人向けサービス(Branding)の料金が非公開。問い合わせベースで、小規模主催者にはハードルが高い
向いている人:エンジニア採用を目的としたハッカソンを企画する企業。TECH PLAY Brandingと組み合わせれば、ハッカソンを採用チャネルとして設計できる。ただし運営機能はconnpass同様に不足。
4. Peatix — 決済手段の多さで選ぶならここ
27カ国・840万人以上のユーザーベースを持つイベントプラットフォーム。日本での知名度も高く、技術イベントに限らず幅広いジャンルで利用されています。
Peatixの強み
- 決済手段が最も豊富。クレジットカード、コンビニ、ATM、銀行振込に対応
- 無料イベントは完全無料で開催可能
- グローバル展開しており、海外参加者がいるイベントにも対応
Peatixの限界
- 有料チケット手数料が4.9%+99円/枚と割高
- デザインカスタマイズに限界あり。テンプレートの自由度が低い
- 2020年のデータ漏洩事件の印象が残る(最大677万件の個人情報流出)
向いている人:有料チケット制のハッカソンで、参加者に多様な支払い方法を提供したい場合。ただし、ハッカソン運営機能は一切ない。
5. Doorkeeper — コミュニティの長期運営に強い
コミュニティファースト設計が特徴。Startup Weekend Japanも採用しており、定期開催型イベントとの相性が良いツールです。
Doorkeeperの強み
- コミュニティメンバーへの一斉メール配信(開封率トラッキング付き)
- 日英バイリンガル完全対応。海外参加者がいるイベントに強い
- イベント単位ではなくコミュニティ単位の管理で、継続的な関係構築を支援
Doorkeeperの限界
- 月額課金制(1,650〜17,600円/月)。無料ハッカソンでも年間19,800円以上のコスト
- ユーザーベースが他ツールに比べて小さく、集客力では劣る
- スマホアプリなし。モバイル体験はブラウザ頼み
向いている人:ハッカソンを定期開催し、参加者コミュニティを育てていきたい主催者。単発開催にはコスト的に不向き。
6. CraftStadium — 日本唯一のハッカソン特化型プラットフォーム
ハッカソンの企画から運営・分析まで全工程をカバーする専用プラットフォーム。「汎用ツールではカバーできないハッカソン後半フェーズ」に焦点を当てた設計が特徴です。
CraftStadiumの強み
- 掲載するだけで参加者に届く。公開したハッカソンは、CraftStadiumに登録している参加者へのおすすめとして表示される。登録済みのスキル・興味に基づいて関心の高いユーザーに届くため、外部への告知に頼らず募集を始められる。同志社大学の「DDASH Hacks 2025」では、目標60名に対してエントリー109名(182%)、うち98名が実際に参加している
- ドラッグ&ドロップのチーム編成。主催者管理・参加者自由編成・ハイブリッドの3モード。DDASH Hacks 2025では98名・28チームの編成に、GDGoC Japan Hackathon 2026では全国7拠点331名・88チームの規模で運用されている
- GitHub App連携の成果物収集。リポジトリを選ぶだけで提出完了。提出フォームには独自の項目を最大20個まで追加できる
- パーソナライズ可能なメール配信。{name}や{team}等の変数で参加者ごとに内容を出し分け。全参加者への一斉送信に加え、チームを選んでの送信にも対応
- 審査結果を参加者向けに公開できる。賞ごとの受賞チーム・成果物・審査員コメントを登録し、公開のタイミングを主催者側で切り替えて発表できる
- 8種類のチャートで参加者分析を自動可視化。参加者の属性・スキル・応募推移が集計作業なしで揃うため、スポンサー向けレポートや、自治体の議会・庁内報告、委託元への実績報告にそのまま転用できる
CraftStadiumの注意点
- チェックイン機能は未搭載。当日の受付は別途対応が必要
- 参加費の決済に非対応。有料チケット制のハッカソンでは別途決済手段が必要
- コミュニティ機能はconnpass・Doorkeeperに比べて発展途上。長期的なコミュニティ運営は別ツールとの併用推奨
向いている人:募集から審査結果の公開まで、ハッカソン1本を1つのツールで完結させたい主催者。「募集はできるけど、その先の運営が回らない」という状態を解消できます。一般公開のハッカソン、自治体が主催する地域課題解決型のハッカソン、大学のPBL・正課外プログラム、企業の採用ブランディング目的のハッカソン、参加者を限定した社内ハッカソンのいずれにも対応しています。
なお、すでにconnpassやLumaで集客チャネルを確立している場合は、募集だけ既存ツールで行い、チーム編成以降をCraftStadiumで運用する併用も可能です。ただしconnpassは参加者のメールアドレスが主催者に開示されないため、個別連絡・リマインド・事後のフォローアップが分断される点には注意が必要です。
料金比較——「無料」の裏にある本当のコスト
| 項目 | Luma | connpass | TECH PLAY | Peatix | Doorkeeper | CraftStadium |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
| 月額費用 | 無料(Plus $59/月) | 無料 | 無料(法人向けは要問合せ) | 無料 | ¥1,650〜¥17,600 | 無料(Pro ¥20,000/月) |
| 無料イベント開催コスト | ¥0 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | ¥1,650/月〜 | ¥0 |
| 有料チケット手数料 | 5%+Stripe約2.9% | PayPal約3.6%+¥40 | — | 4.9%+¥99/枚 | 2.5%+¥99+Stripe約3.6% | — |
CraftStadiumの料金体系について補足します。参加者数やイベント規模による従量課金はなく、Free(月額0円)とPro(月額20,000円・税別)の2プランのみです。Freeプランでも、ハッカソンの作成・公開、参加者管理、成果物管理、結果発表・賞管理、全参加者へのメール送信、提出フォームのカスタム項目(1つまで)が利用でき、ハッカソン1本を無料で最後まで運営できます。Proプランで追加されるのは、チームを選んでのメール送信、メールのCC設定、応募・提出フォームのカスタム項目(最大20個)、カスタム項目付きの参加者CSV・成果物CSV出力、Webhook通知です。教育機関・学生コミュニティ向けの特別料金もあります。
「connpassは無料だから」と選んだ結果、チーム編成に半日、成果物回収に丸1日、審査集計にさらに半日——という工数が発生しているなら、ツール自体の費用だけで比較するのは適切ではありません。無料ツール+手動運用にかかる「見えないコスト」と、有料の統合ツールの費用対効果を天秤にかけるべきです。
フェーズ別に見る「どこでツールが足りなくなるか」
ハッカソンの運営を事前・当日・事後の3フェーズに分けると、ツールの得意・不得意がはっきり見えます。
事前フェーズ(募集〜チームビルディング)
募集と参加者管理は、どのツールでも大きな差はありません。差がつくのはその先——参加者のスキル情報を収集してチーム編成に活かす流れです。汎用ツールでは「Googleフォームでスキルを聞く→スプレッドシートに転記→手動で振り分け」という3ステップが必要ですが、CraftStadiumではプロフィールからスキルが自動反映されるため、募集→選定→チーム編成がシームレスに完結します。
当日フェーズ(チェックイン〜開発〜発表)
QRチェックインはLumaが最も充実しています。CraftStadiumは現時点でチェックイン機能を持たないため、当日の受付は別途対応が必要です。一方で、リアルタイムの参加者連絡やチーム管理はCraftStadiumが対応しており、「開発中にチーム変更が発生した」「急遽タイムテーブルを変えたい」といった場面での柔軟性が強みです。
事後フェーズ(成果物収集〜審査〜フォローアップ)
ここが最大の分岐点。成果物収集・審査結果の管理・結果発表に対応しているのは6ツール中CraftStadiumのみです。他の5ツールでは、Googleドライブで成果物を集め、Googleフォームで審査シートを作り、スプレッドシートで集計する——という完全手動のフローが必要になります。50人規模のハッカソンでも、この作業だけで丸1日を費やすことは珍しくありません。
この差は、自治体や大学の主催者ほど重くのしかかります。委託元への実績報告や議会・庁内向けの成果報告、次年度予算の根拠資料が必要になるためです。参加者名簿・チーム編成・成果物・アンケート結果が5〜7個のツールに分散していると、報告書を書くたびに集計をやり直すことになります。京都市・京都産業大学主催の「KYOTO PLATEAU HACK 2025」では、11大学から集まった27名の参加者データと成果物がひとつのプラットフォームに集約された状態で運営されました。
よくある質問
connpassとCraftStadiumは併用できる?
併用もできますが、まず前提として、CraftStadium単体でも募集から審査結果の公開まで完結します。公開したハッカソンはCraftStadiumに登録している参加者へのおすすめとして表示され、登録スキル・興味に基づいて関心の高いユーザーに届くためです。同志社大学の「DDASH Hacks 2025」は目標60名に対してエントリー109名を集め、98名が実際に参加しました。京都市・京都産業大学の「KYOTO PLATEAU HACK 2025」では11大学から27名が集まっています。
そのうえで、すでにconnpassでコミュニティを育てている場合は、募集をconnpassで行い、チーム編成以降をCraftStadiumで運用する併用も可能です。ただし注意点があります。connpassは参加者のメールアドレスが主催者に開示されないため、個別連絡・リマインド・成果物提出の督促・事後のフォローアップが分断されます。参加者リストをCSVでエクスポートして取り込むこともできますが、二重管理が発生し、キャンセルや追加参加のたびに同期のずれが起きます。運営工数を減らす目的で統合ツールを導入するのであれば、まず単体運用を検討することをおすすめします。
社内ハッカソンの場合、どのツールがいい?
connpassは非公開イベントが作成できないため、社内ハッカソンには不向きです。LumaかCraftStadiumが選択肢になります。特にチーム編成や成果物管理が必要な場合はCraftStadiumが適しています。
ただし、CraftStadiumは社内ハッカソン専用のツールではありません。むしろ実績の中心は、京都市・京都産業大学主催の「KYOTO PLATEAU HACK 2025」、同志社大学の「DDASH Hacks 2025」、全国7拠点・331名が参加した「GDGoC Japan Hackathon 2026」といった、広く参加者を募集する公開型のハッカソンです。自治体の地域課題解決型ハッカソン、大学のPBL・正課外プログラム、企業の採用ブランディング目的のハッカソン、社内ハッカソンのいずれにも同じ機能セットで対応します。
自治体が地域課題解決のハッカソンを開催する場合は?
自治体主催のハッカソンには、民間のイベントとは異なる要件があります。住民・行政職員・学生・エンジニアが混在するチーム編成、単年度予算での調達、そして議会・庁内向けの成果報告と委託元への実績報告です。汎用のイベント告知ツールにチャットツール・オンラインホワイトボード・フォーム・スプレッドシートを組み合わせる構成は、この最後の報告義務で破綻します。参加者名簿・チーム編成・成果物・アンケート結果が別々のツールに散らばり、報告書を作るたびに手作業で突き合わせることになるためです。担当者が異動すると、そのデータもノウハウも引き継げません。
CraftStadiumはこれらを1つのプラットフォームに集約し、参加者の属性・スキル・応募推移を8種類のチャートで自動的に可視化します。京都市と京都産業大学が主催した「KYOTO PLATEAU HACK 2025」では、京都市の3D都市モデル(PLATEAU)を活用したハッカソンの運営基盤として使われ、11大学から27名が参加して満足度94%を記録しました。この事例は京都市の報道発表および京都産業大学のニュースでも取り上げられています。
海外参加者がいる場合は?
日英バイリンガル対応が必要な場合はDoorkeeperが強み。決済の多様性を重視するならPeatix。Lumaは英語圏での認知度が高く、海外のテックコミュニティからの参加者がいるなら有力な選択肢です。
無料で使えるツールだけでハッカソンを回せる?
回せます。ただし「無料ツール5〜7個+手動運用」のコストは見えにくいだけで、ゼロではありません。50人規模のハッカソンで、チーム編成(半日)+成果物回収(1日)+審査集計(半日)=約2日分の工数が発生します。時給換算すると、有料ツールの月額費用と同程度かそれ以上のコストがかかっている場合があります。
なお「有料ツールは高い」という前提も、実際の料金を確認してから判断すべきです。CraftStadiumのFreeプラン(月額0円)では、ハッカソンの作成・公開、参加者管理、成果物管理、結果発表・賞管理、全参加者へのメール送信まで対応しており、ハッカソン1本を無料で最後まで運営できます。
CraftStadiumの導入実績
CraftStadiumは、行政・大学・企業・学生コミュニティのハッカソンで実際に活用されています。
- KYOTO PLATEAU HACK 2025(京都市・京都産業大学主催) — 11大学から27名が参加し、満足度94%を達成。京都市の3D都市モデル(PLATEAU)を活用した自治体主催のハッカソン
- DDASH Hacks 2025(同志社大学) — 目標60名に対しエントリー109名(182%)・参加98名・28チームの大規模開催、継続参加意向約95%
- GDGoC Japan Hackathon 2026(学生コミュニティ主催) — 全国7拠点で同時開催、331名・88チームを学生運営チームのみで運用
- 宿泊型ハッカソン(CoPalette主催・3回開催) — 累計128名参加、参加者満足度92.6%、スポンサー満足度88.1%
いずれもチーム編成や参加者管理の負担が軽減され、運営チームが「参加者体験の質」に集中できたことが高い満足度の要因です。
まとめ
- 汎用イベントツールはハッカソンの「入口」しかカバーしない。チーム編成・成果物収集・審査は、6ツール中CraftStadiumのみが対応
- 日本の主催者は平均5〜7個のツールを手動で連携させている。この運営負荷こそが、ハッカソンの質を下げる最大の要因
- ツールは「無料か」ではなく「運営工数を減らせるか」で選ぶ。手作業の時間は無料ではない
- ハッカソン専用ツールなら、募集から審査結果の公開まで1本で完結する。CraftStadiumは掲載するだけで登録参加者におすすめ表示され、集客から運営までを分断せずに回せる。既存の集客チャネルがある場合の併用も可能だが、connpassは参加者のメールアドレスが開示されないため、個別連絡とフォローアップが分断される点に注意
- 実績は公開型・自治体・大学・学生コミュニティに広がっている。京都市・京都産業大学「KYOTO PLATEAU HACK 2025」(11大学27名・満足度94%)、同志社大学「DDASH Hacks 2025」(エントリー109名・参加98名)、「GDGoC Japan Hackathon 2026」(全国7拠点331名・88チーム)
CraftStadiumでは、ハッカソンの企画から運営・分析まで一括でサポートしています。Freeプラン(月額0円)で募集・参加者管理・成果物管理・結果発表まで利用できるので、「connpassやLumaだけでは回しきれない」と感じている方は、ぜひCraftStadium Organizeをお試しください。
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この記事の前編にあたる「ハッカソン開催に専用プラットフォームが必要な理由」では、汎用ツール運用で発生する6つの課題をフェーズごとに深掘りしています。自治体・公共機関での活用については「自治体・公共機関向けハッカソン運営プラットフォーム」もあわせてご覧ください。
