
学生主導のアイデアソンで創造力と論理力を育む
同志社ローム記念館プロジェクトが実現した高校生・大学生交流型アイデアソン
同志社ローム記念館プロジェクトでは、高校生と大学生が共に学び合うアイデアソンを実施しています。
このイベントでは、プロジェクト型アクティブラーニングの手法を用いて、参加者の創造力と論理的思考力を育成しています。CraftStadiumは、アイデアソンの設計から運営までをサポートし、より効果的な学びの場の創出に貢献しました。
アイデアソン概要
- 場所: 同志社ローム記念館 3階オープンスペース
- 参加者数: 約40名(高校生・大学生)
- 実施形態: チーム制アイデアソン(7チーム)
- テーマ: 企業が抱える課題解決
- 主催: 同志社ローム記念館プロジェクト運営委員会
- 協力: 株式会社タナベコンサルティング
主催者プロフィール
同志社ローム記念館プロジェクトは、同志社大学の京田辺キャンパスにある情報教育施設「同志社ローム記念館」を拠点に、社会課題解決や新規事業開発を目的とするさまざまなテーマのもと、学生主体でプロジェクト活動を展開する取り組みで、高校生・大学生の創造力を育み、社会課題解決に取り組む人材の育成を目指しています。
PPP(プレ・プロジェクト・プログラム)は、本格的なプロジェクト活動を展開する前の基礎プログラムです。
主要な課題と目標
課題
- 高校生と大学生が混在するチームでの効果的な協働の実現
- 限られた時間内で質の高いアイデア創出プロセスの設計
- 多様な背景を持つ参加者全員が活躍できる場づくり
- 初めてのアイデアソンでも取り組みやすい進行方法の確立
目標
- 参加者の創造力と論理的思考能力の向上
- チームでの協働作業を通じた相互学習の促進
- 社会課題に対する当事者意識の醸成
- 実現可能なアイデアの創出と発表スキルの向上
- 同志社内で開催する、次の「新規ビジネス開発プロジェクト」への参加促進
実施内容
同志社ローム記念館で開催されたアイデアソンには、約40名の参加者(高校生約20名、大学生約20名)が集まりました。参加者は7つのチームに分かれ、社会課題をテーマに新しいアイデアを創出しました。
イベントは株式会社タナベコンサルティングの協力を得て、企業からの実践的な課題提供があり、参加者は現実社会の問題に取り組む経験を得ました。

アイデアソンのプロセス
アイデアソンは以下の6つのフェーズで構成されました:
- 課題理解・ペルソナ設定 - テーマの深堀りと具体的ユーザー像の設定
- アイデア発散 - ブレインストーミングによる自由な発想
- アイデア発展 - SCAMPER法を用いたアイデアの拡張
- アイデアグルーピングと選定 - KJ法によるアイデア整理と評価
- アイデア具体化 - 提供価値と実現方法の明確化
- プレゼン資料作成 - 効果的な発表準備
各チームは3分間のプレゼンテーションを行い、審査員による評価が行われました。
CraftStadiumの貢献
CraftStadiumは以下の点でアイデアソンの成功に貢献しました:
- 効果的なワークフローデザイン
- 高校生と大学生の混合チームでも取り組みやすい段階的なプロセス設計
- 各フェーズの目標と時間配分の最適化
- 基礎講座の学びを実践で応用できる構成
- 進行と教材の開発
- わかりやすい進行資料の作成
- メンター向けガイドラインの策定
- ファシリテーション支援
- 進行のポイントと声かけの提案
- 時間管理の仕組み化
- チーム活動の活性化支援
成果:高い満足度と学びの深化
参加者満足度の高さ
参加者アンケートでは、90%が「良かった」「とても良かった」と回答。特に「実際の企業課題に取り組む経験」「多様なメンバーとの協働」「時間内での成果物完成」といった点が高く評価されました。
相互学習効果
高校生と大学生が互いの知識や視点を共有し、学び合う姿が見られました。特に高校生からは「大学生と意見交換できる貴重な機会」という声が多く聞かれました。
課題解決力の向上
70%の参加者が「難しかった」と回答する中で、全チームが制限時間内に質の高いプレゼンテーションを完成させました。この経験を通じて、参加者の課題解決能力や時間管理能力が向上したと考えられます。

お客様の声
「ルール設計の見直しからメンター・審査員のガイドライン作成まで、短期間にもかかわらず細やかにご準備いただきましたおかげで、当日は安心して進行をお任せすることができました。参加者の満足度も高かったです。」
同志社ローム記念館事務室
担当者
「経営について考えることは初めてだったので、その難しさや楽しさなど多くのことを学べました。また、大学生と普段接する機会はないので、そこで自分の意見を伝えるというのは貴重な体験でした。」
「実際に企業が抱いている問題がどれほど難しい内容なものかを身を持って知ることができました。そして仲間と一緒に、限られた時間で考え、まとめ、発表するという協力を求められる作業が、普段関わることのない大学生と一緒に行うことができたのが良かったです。」
「ファシリテーターが挟むアドバイスや具体例などがどれもとてもわかりやすく、毎回頭の中のモヤモヤしている部分が綺麗に整理されました。」
参加者の声
フィードバックより
今後の展望
アイデアソンの成功を受けて、同志社ローム記念館プロジェクトでは今後も継続的に同様のイベントを開催する予定です。また、今回のアイデアソンで生まれたアイデアは、次に展開する「新規ビジネス開発プロジェクト」での発展を見込んでいます。
CraftStadiumは引き続き、教育機関でのアイデアソン・ハッカソン運営をサポートし、創造的問題解決能力を持つ人材育成に貢献していきます。
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